【第1期受講生の声】第1回:松尾さん
2024年度アドベンチャーツーリズム・アカデミー第1期受講生の声をお伝えします。
第1回はマーケターからインバンド対象の旅行会社の起業を志し、故郷福岡の八女を含む九州を舞台にアドベンチャーツーリズム振興に取り組もうとしている松尾さんです。

個人参加の松尾さん
松尾さんがどういうきっかけでアドベンチャーツーリズム・アカデミー講座を受講しようと思ったのかをお伺いしました。
松尾さんのキャリアは主にマーケティング、システム開発、新規事業開発など。60歳という節目の時を迎え、自分のやりたいことを考えたところ、若い時に短期間従事したことのある旅行の仕事をやりたいと思ったそうです。
「今後インバウンドが増えてくるだろうということを考え、九州の地域活性化にもつながることから、インバウンド関連の仕事ができないかと思い、“インバウンド”というワードでネットを検索していたところ、“やまとごころ”や“MATCHA”などの旅行関連Webサイトで“アドベンチャーツーリズム”という概念を知り、そこからアドベンチャーツーリズム・アカデミーにたどり着きました。」
アドベンチャーツーリズムについてはまったく知らない概念であり、充実した講師陣やネットワーキング等に魅力を感じ、最短距離でビジネスに役立つのではと思い、申し込まれたそうです。
実際にATA講座を受けてみて、いかがだったでしょうか。
「アドベンチャーツーリズム(AT)の全体像が見えてきたと思います。どういう形でツアーを作ればハイエンドなインバウンド旅客に響くツアーが作れるかのヒントが得られた。
実際現場でガイドしている方のお話を聞けたことも説得力がありました。また、マーケティングのフレームワークであるSTP*のインバウンドへの具体的な応用ノウハウが聞けた点も大きかった。」*セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニングの略。顧客対象を定め自社製品を提案していくマーケティングフレームワークのセオリー
マーケターの松尾さんにとって、しっかりとマーケティングのセオリーに沿った形で事業を実施している講師の講義は腑に落ちるものだったようでした。
また、実践的で即戦力になるようなノウハウを提供いただけた、というコメントもあり、アカデミーが目指している点がうまくいったようです。
「困ったときに講師の方々に問い合わせがしやすい土台ができたのも安心感があります」という松尾さん。現在は、八女の緑茶や伝統工芸、また添田町の英彦山の山歩きや、山伏体験をインバウンド向けに提案しようとコンテンツを考案中とのこと。
「アドベンチャーツーリズムのような体験型ツアーは、何気ない日常や風景を観光資源の原石として磨き上げる必要があります。しかし、地域では英語が通じないことが多い、多言語の掲示板がない、宿泊インフラの整備が必要など、基本的な対応から取り組まないといけません。従来の旅行会社がやっていたような既存の観光素材を組み合わせるだけではツアーとして成り立たない。しかし、アカデミーで単に名所旧跡を回るだけではない、アドベンチャー的な体験がとても魅力的である点を再認識できました。前途多難ですが頑張りたいと思います。」
実は好きだった旅行の仕事。それを第2の人生の生きがいとして選んだ松尾さんがどんなツアーを作るのかが楽しみです。アカデミーでは早速九州で事業を営んでいる旅行会社をご紹介しました。
アドベンチャーツーリズム・アカデミーでは2025年第2期の募集を開始しています。お申込みはこちら。ご興味のある方は事務局までお気軽にお問合せください。
<お問い合わせ窓口>
一般社団法人日本アドベンチャーツーリズム協議会内
アドベンチャーツーリズムアカデミー事務局
Email:academy@atjapan.org 電話:080-2299-2154
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